企業理念の言語化を行うためのフレームワークを学べる推薦書

企業理念の言語化を行うためのフレームワークを学べる推薦書

ミッション、ビジョン、バリューを自らのビジネスに定めること。
日本だと企業理念や経営理念という形で表現されることも多いのですが
いずれにせよ、現在地を明確にし、目指す未来を示し、その過程で
何を大事にしていくのかを言葉として発信することは極めて重要です。

理念が定まらないままにビジネスの戦略を考えていくのは
羅針盤もないままに航海する船と同じこと
ですね。
ほとんどの方が迷ってしまい、現在地も目的地も見失ってしまいます。

特に重要な選択肢を前にしているときほど、戦略を立てる前に
自社のミッションに立ち返り、ビジョンやバリューを見定めて
発信・実践していくのが、遠回りなようで持続する経営の近道
なのです。

だからミッション発信コンサルタントに頼るのも手とは
言うけれど、自分たちでなんとか言語化してみたいなあ

そうですね、コンサルタントに頼る前に自分たちで理念と向き合い、考える
ことは大事な試みです。必要な情報はぜひご提供させて頂きたいです。

こんにちは、
ミッション発信コンサルタント兼ライターの多田百合惠です。

今回は、経営理念を言語化するためのフレームワークを楽しく学べる
推薦書を2冊ご紹介した上で、それらの学びを活かして弊社がどのように
企業理念を創ったかをご紹介致します。

1 推薦書2冊「ミッションからはじめよう!」「考える力をつける3つの道具」

1.1 並木裕太著「ミッションからはじめよう!」

まず、企業理念を考える上で「ミッションから考えてみて下さい」という考えは
前にミッション・ビジョン・バリューを定義した記事でもご紹介しました。

でも実際ミッションから考えていくためには、思考の筋道をしっかりと立て
言葉を構造として組み立てていく必要があります

ミッションを言葉として組み立てるための構造を分かりやすく事例を交えた
ストーリーで紹介しているのが並木裕太著「ミッションからはじめよう!」
です。

~あらすじ概略~
All Japan Airwaysという航空会社経営企画部に配属された主人公、
大空翔子が格安外資航空会社の参入に対して対抗策を練っていくことに。

現われる様々なコンサル会社たち。
彼らをロジックは立派だが役には立たないと社長は判断する。

最終的に頼ることになった一人のコンサルタント(著者並木裕太)は、
問題の本質を捉え直した上でこう問う。
「そもそもAll Japan Airwaysって、どんなミッションを持った
会社だったんでしたっけ?」

そうして主人公は数々のフレームワークを学ぶと同時に、会社の
そして自分自身のミッションを考えはじめる…

「ミッションをはじめよう!」を読んで、まとめたストーリー概略

純粋にストーリーとしても面白いのですが、ミッションを言葉にするための
ミッションコーン、そして策定から実践までに何度も出てくるツリーの
考え方はすぐにでも応用がききます。

私自身、弊社(株)心の文章やのミッションはこの本のミッションコーンを
基に考え直しました。後ほど、事例としてご紹介致します。

ミッションを言葉にする前に、考えるべき要素として下記の3つがあります。

  • エビデンス…できた・できない/持っている・いないなどで測る根拠
  • 機能的ベネフィット…具体的に誰にとって何が便利なのか?を端的に
  • 感情的ベネフィット…「~な気持ちになる」など情緒的な表現で示す

ええと…
エビデンスとかベネフィットって
分かるような分からないような…

詳しくはぜひを読んで頂くと、ミッションを定める方法だけではなく
定めた後、どう人を巻き込み会社全体として戦略レベルで
実行に移していくのか?まで詳しく書かれているのでオススメです。

ミッションの言語化だけでいうならば
後に書く弊社のミッション事例を見て頂くと、イメージしやすいと思います。

会社経営のミッションを定めたい経営者はもちろんなのですが、会社員の
方でも「自分は会社でどう生きていくのか?」を人生の軸として考えるために
フレームワークを身につけて頂くと今後役立つでしょう。

1.2 岸良裕司・きしらまゆこ著「考える力をつける3つの道具」

「ミッションからはじめよう!」のなかには、ミッションを定めるための
ミッションツリーの他に、様々な論理を整理するためのツリーが数多く
紹介されています。

論理的思考を助けてくれるロジックツリーはマーケティングにも多用される

論理的に考えを整理するロジカルシンキングの助けとして、ツリーは
上手く使えばとても有効なツールです。マインドマップにも使われますね。

マーケティングにおいてロジックツリーを上手く使う参考サイトとしては
こちらなどがありますが、より簡単に、子どもでも分かるレベルで
ツリーの使い方を説明してくれているのがこの本です。

~あらすじ概略~
世の中には明確な正解がない問題がたくさんある。
例えば、昔話のウサギとカメの話は、ウサギはどうして勝てなかったのか?
アリとキリギリスの話で、キリギリスはどうして冬苦しむことになったのか?
彼らは本当はどうすれば一番よかったのか?

ウサギとキリギリスがそれぞれの問題をロジックツリーを使って考え直し
本当にこれからどうしていけばいいのか?を考えていく物語。

子どもが実際ツリーを使い、現実の問題を改善させた事例もご紹介。

岸良裕司・きしらまゆこ著「考える力をつける3つの道具」 を読んで、まとめたストーリー概略

問題をまず整理し、板挟みの問題に対して妥協せずにWin-Winで解消する案を
示し、目標を実現するためにどうすればいいかを計画する。

そのためにツリーをフル活用していますが、絵本のように読めますので
小学生でも「今からロジックツリーを描いてみよう!」と取り組める内容です。

本書の中で紹介されている実例では、4歳の子どもがお母さんとの問題を
ロジックツリーで考え、お母さんに解決案を提示して感動させた事例が
子どもの描いたツリーの写真とともに語られています。

マーケティング戦略を立てるときに使うことも、理念の言語化に使うことも
そもそも文章を書くときの構造を組み立てることも、ロジックツリーで
できますので、ぜひロジカルシンキング実践の導入本としてお読み下さいね。

2 まとめ

それでは、まとめをいたしましょう。

ぜひご自身での言語化もチャレンジしてみて下さいね。

お読み頂きありがとうございました!

~今回ご紹介した書籍~

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